キャンディが我が家の家族になるのにはちょっとした出来事がありました。おかんが大切に育てていた文鳥の珀(ハク)ちゃんが星になり、おかんの落ち込みはひどかった。しばらくたった頃、たまたま妹と近くのペットショップへ行ったら子犬コーナーとは別の所に一人寂しそうにしょぼくれた顔のキャバの子犬(4ヶ月でちょい大きめ)がいました。値札がついてません。店員さんに聞くと生まれつき左前足が曲がっていて、堂々と売りに出せないなしい。金額はいくらなんですか?って聞いたら、こういう事情なのでワクチン代だけで結構です。いい子ですよ〜って。抱っこしてみます?!って店員がキャバを連れてきた。確かに足は曲がってるけど、元気に店内を走りまわっていた。妹は魂を抜かれたようになり、かなり気になっている様子。さりげなく妹におかんは最近珀ちゃんいなくなって元気ないし今度は鳥じゃなくてワンコなんてどうかね〜って話したら、それいいかも♪ってかなり乗り気になりました。でも先代ビッケが星になった時に「死ぬのがつらいからもう飼わない」っておかんは断言してたんだよね(^-^; たぶん普通にワンコお迎えしようよって言ったら[駄目」と言われるのはわかってたので何もいわず連れて帰っちゃう?なんて姉妹で盛り上がってましたが、やっぱり家族の一員になるためには母の承諾を得ないと駄目だって事で聞いてみる事にしました。(我が家はすでにオヤジ様は他界しており、母が一家のドンなのであります) 携帯で家に電話してみると案の上、猛反対されました。キャバの事情、値段の事、かなり説得してみましたが、おかんは首を縦には振ってくれませんでした・・・ 妹と泣く泣くペットショップを後にしました。それからもしばらくは説得してましたが駄目でした。日にちが過ぎて妹も諦めた頃、おかんに「ワンコは諦めるよ。文長をお迎えしよう」って同じペットショップに連れて行きました。
・・・すると例のキャバはまだいました。思わずおかんの手を引っぱりキャバの前に連れて行きました。おかんはやられた〜!!って感じで困り顔。その顔をみて私はいけるっ!って思いました。「ねね、抱いてみなよ。かわいいよ」 「足が悪くてかわいそうなんだよ」 「売れなかったらどうなるんだろうね」などなど巧におかんに話してました。(笑) 最初おかんはしぶちんでしたが・・・ついについに抱っこしてしまいました。姉妹の勝ちなのは言うまでもありません。おかんは最後には「うちの子になる?!」って言葉を発してました。落ちたのである。 すぐに妹に連絡。妹は信じられない様子ながらも喜びで雄たけびをあげてました。 こうしてキャンディは我が家の一員となったのです。
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