フェレ語り

最初の頃の写真は使い捨てカメラで撮影した為、写りがあまりよくありません(^^; 
*音楽を鳴らしたくない方は下のコントローラーで止めて下さい。
86      バズ君の抜糸&再検査
2004年12月1日
バズを病院へ連れて行きました。今日は抜糸の日です。昨日にひき続きバズ君はカリカリを食べてくれません。また数値が下がってきたのかなって思いました。もしかしたら今日はまた輸血になるかもしれないなぁって不安でした。だけど血液検査の結果が出てビックリ(・Д・ノ)ノ 輸血前12.9で輸血後は測ってないけどおそらく18〜20ぐらい?!とみてたのですが今日は21ありました。先生とキャーキャー言って喜びました(笑) 少し上昇です♪ でもまだ基準値の半分です。油断は出来ませんが・・・すごくうれしかったです(^-^) 5日に再検査があるのでその時は更にあがってるといいな☆
 
体力つける為にこまめにたくさんご飯を食べさせてくださいと言われました。バズは1度に少ししか食べないので(置いといても温かくないと食べない)今日から3時間おきにあげる事にしました(^^;;目標は手術前の1kg。今は890g。頑張ります。
 
87      バズの闘病生活〜貧血との戦い〜
2004年12月5日
バズの容態ですが、正直朝までもってくれるか微妙なところでした。昨日の晩から急変し、療養食もシリンジで飲ませましたがほとんど拒否。トイレも踏ん張るのがやっとでそのまま倒れてしまいます。ゲージで寝かしても目を開いたまま。パネルヒーターで保温してるけどトイレで寝床から出ると自力で戻れずそのままだと体温は下がってしまいます。・・・ダッコするとSayaの体温が調度いいのか目をつむって寝てくれます。昨日は寝ずにダッコしてました。モゾモゾしたらトイレに連れて行き、拭いてやってまたダッコ。鼻も肉球も真っ白。遠い目・・・・
 
それでも朝は来て、寝たきりのバズを連れて病院へ行って来ました。体温低下に黄疸が出ていてとても危険な状態でした(数値は7まで低下)すぐに輸血の準備がはじまりました。 短期間の間に3フェレバラバラの血液を輸血する事は輸血中や後に拒否反応やショック反応が出て死ぬ可能性もありますと先生に言われた。でもやらなきゃ死んでしまいます。私はお願いしますと言いました。でも今考えるとそれが正しかったのかわかりません。 先生は副腎による貧血の場合は最高でも2回の輸血でだいたい回復するといいました。バズは今回急激にさがりました。1番最初に輸血して6日目に2回目、その後また6日目の今日に3回目。数値の落ち方がだんだんひどくなっています。副腎による貧血ではなくて溶血性貧血などの免疫・骨髄性疾患の可能性が強くなりました。これはフェレでは極めて稀で予後不良の病気です。今回の輸血で数値が回復する可能性もなくはないけれど、今の状態からすると難しいと先生は答えました。とりあえず輸血が済むまで空のキャリーを抱えていったん家に帰りました。
 
Sayaはこれからの事を色々考えました。ショック反応が出るかも知れない輸血をしてフラフラで寝てばかりの数日間の命を長らえつつ副作用の強い免疫抑制剤(抗がん剤)を使うのか、輸血だけを続けるのか、今後は輸血をせず家でその時が来るまで看てあげるか、・・・解放してあげるか。
これらを書くと諦めてるみたいですが決してそうではありません。
 
バズの今の弱った状態での抗がん剤治療ははとても体の負担になるらしい。それだけでショック死するかも知れないそうです。
これ以上の痛みや苦しみは与えたくないので今の段階ではまだ抗がん剤治療については考えてません。 輸血に関しても先生に色々聞いてみないとわかりませんが、難しいところです。今後また数値が下がってきた時に輸血をせず家で看ててあげる場合はバズは苦しむのか、あまり苦しまず逝けるのか、後で聞いてみようと思う。もし後者の場合はこれを選ぶかもしれません。1番最後の解放するに関しては今はあまり考えてません。今何を選べばいいのか、どうすればバズの為に1番なのかよくわからなくなってきました。 輸血、無事に済むだろうか・・・。
 
・・・チビビも死んで、ブッチは予防する為のワクチンで恐ろしいジステンパーになって、オージは普通なら死なないであろう手術で突然に死んでしまって、バズは滅多にない重い病気にかかり誕生日を目前に今生死を彷徨ってる。バズは5歳越えどころか4歳も迎えられないのですか?彼らが穏やかに眠る事は許されないのですか?Sayaも先代達もバズも一生懸命頑張ってるのに。
88      バズの闘病生活〜再生不良性貧血(仮)との戦い〜
2004年12月6日
昨日は瀕死の状態で輸血をしてまた会えるかもわからずに家に戻り、病院からの電話を待った。電話がなって迎えにいくと輸血の力でバズは昨日の朝の状態が嘘のように目がハツラツとしてモゾモゾ動いていた。療養食も自ら飲んでいた。 
それを見て、治療をやめるなんて出来なかった。でもまた数日後からは数値が落ち始め昨日のような状態になるだろう・・・。先生は入院していても数値を維持してる間は薬を投与するしか出来ないので、お家で好きなようにさせてあげた方がいいと言いました。
 
先生に聞いた。次輸血しなかった時、バズは苦しまずにいけるのかとか、輸血を続ける事は出来るのかとか色々・・・。どの答えもバズの回復には繋がらず、かろうじての現状維持止まり。先生は今日輸血してある程度元気なうちに免疫抑制剤を試してみてはどうかと言いました。また次に輸血するなら少しでも長い時間数値を維持できた方が良いし。
でも薬が効くかはわからない。副作用だけが出るかも知れない。すごい悩んだけど、輸血もなにもせずそのまま死んでいくのを黙って見てるのは出来そうもない。薬を使う事を決めた。
これって自分のエゴかもしれないけどちょっとでも長くバズといたいから・・・。
 
多量のステロイドと免疫抑制剤(抗がん剤)をもらって帰りました。多量のステロイド・・・手術前と同じ状況になってしまった。ステロイドを飲ませれば食欲も湧いてきて動くようになるだろう。
 
*オサシンは大好きなバズから一時も離れないビビ
 

89      バズの闘病生活〜再生不良性貧血(仮)との戦い〜
2004年12月9日
今日も昼過ぎまではバズの状態は変らずで少し数値は落ちてきたかなと思いつつも療養食はそれなりに食べてくれてました。明日の診察(数値によっては輸血予定)までは大丈夫だろうと思ってました。
 
夕方になってトイレに起きてきてウンチをしました。ウンチを取ろうとトイレシーツを見たらウンチの周りにはたくさん血が滲んでいました。ウンチ自体も血が混ざってました。下血です・・・。昼のトイレではいいウンチをしていたのに。 すぐに病院へ連絡し連れていきました。止血剤を注射し、数値を測る為に少し採血しました。数値(PCV)は8%。かなり落ちてました。なのにあまり輸血後と変らずに見えたのは貧血の慣れとステロイドの薬によるものでした。下血がなんで起こったのかと言うと、血小板が平常値の1割にも満たない数値まで下がっており、また他の数値も悪くて出血しやすい状態であった事と、免疫抑制剤等の副作用も出たのでではないかという事でした。弱ってたバズにはやはり薬が強すぎたみたいです。
 
数値的に輸血をしなければいけないのですが、先生もSayaも悩みました・・・。
下血をしているので輸血をしても数値は上がらないだろうと思ったからです。それでも輸血をお願いしました・・・。診察時間も終わりそうなのに2時間はかかる輸血を先生はしてくれました。この時、病院の供血フェレちゃんに会いました。今までの輸血では会えなかったけれど。なんだかそのフェレちゃんにも申し訳ない気持ちでいっぱいでとても複雑でしたが、もうすがる想いだったのです・・・。
 
輸血が終ると先生はバズを連れてきてくれました。輸血後の数値は13%。現実は厳しく、やはり数値はあまり上がってくれませんでした。下血が止まらなければ今日明日が山場かも知れないし、下血が止まってもまた数日後には数値は下がります。
 
バズがしんどいままの数日間の延命(輸血)はもうするつもりはありません。・・・とは言っても最後の綱である輸血をしても回復しなければもうどうしようもないのが現状なのです。後は痛みがあればそれを取り除く治療とダッコしてやるぐらいしか出来ません。少しでも治る可能性があるのならば限界まで治療を頑張ろうって思っていましたが・・・。
 
これからバズがどれだけ頑張ってくれるかはわかりませんが、残されたバズとの時間を大切にしたいと思います。
 
90      バズの闘病生活〜再生不良性貧血(仮)との戦い〜
2004年12月12日
下血は止血剤の効果で9日の晩のうちに止まりました。抑制剤に消化器官に潰瘍をつくるなどの作用もあるので9日以降はあげてません。
9日の輸血直後もPCV13%と低い数値でしたが、今日数値を測ったら12%となんとか維持しているようです。今日は輸血してから4日目で経緯からするといつも維持はしてるので明日以降が勝負と言う感じです。
ただ・・・これまで4回輸血しましたがいずれの輸血後よりも最後の9日に輸血した後の方がバズは元気なんです。とは言っても、寝てばかりですが。
だけど自力で歩いてトイレまで行ったり、ご飯もたくさん食べるようになって体重も940gに増えました。
今日は輸血後4日目なのと天気が雨で(気圧が結構関わってくるらしい)少し元気度は落ちたけど、数値も少ししか落ちてなくて頑張ってます。
これらはとてもうれしい事だけど、逆にすごくSayaを悩ませました。だんだんと弱っていくのなら覚悟も出来るのかも知れません。でもバズは輸血した直後の数日間は死にそうなのが嘘のようにある程度ですが回復するのです。その数日間はもしかしたら治るかもと期待してしまいます。
 
先生とたくさん話し合いました。バズの病気は治る事はありません。延命しかできません。今の状態から寛解に持っていけたらいいのですが、難しいところです。バズの事を考えると今後の輸血は先生もあまり勧めておらず、Sayaもそれは同じなのですが、今までの輸血後の経緯と今回と比べるとほんの少しだけど抑制剤が効いてるかもしれないという事で前回処方してもらった量の半分を飲ませる事にしました。下血をしたり黒い便をしたら即中止と言う条件で。ステロイドと造血剤と胃薬と止血剤も続けます。
 
14日に貧血の注射も兼ねてまた病院です。でも14日は輸血後6日目。それまで数値を維持してれば抑制剤が効いているかも知れないのでそうしたら輸血はまたチャレンジするかもしれません。バズの状態をみて考えます。
ですがそれまでに数値がガクッと下がった場合は輸血はせず、そのまま看取る事にしました。一応は自然死をと考えてますが、本当にもうお別れだなと言う状態で苦しむ場合は安楽死とはちょっと違いますが、先代ブッチの時のように麻酔薬で安らかな眠りをと考えています。
 
HPに来てくれる皆様にはたくさんの応援や励ましを頂き、供血を協力しますとメールをくれたり、中には知らない方からもメールで応援を頂いたり、本当に心から感謝しております。どうもありがとう。
 
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