フェレ語り

最初の頃の写真は使い捨てカメラで撮影した為、写りがあまりよくありません(^^; 
*音楽を鳴らしたくない方は下のコントローラーで止めて下さい。
91      バズの闘病生活〜再生不良性貧血(仮)との戦い〜
2004年12月14日
輸血後6日目。今日は午前中病院でした。
昨日はいつ数値が落ちるのかとすごい緊張していた。怖くてたまらなかった。でも、いつもだったら5日目の晩以降はあちこち真っ白で全く動けず、食べれずの状態なのに昨日も今日もあまり変わってなくてご飯もゴクゴク飲んでくれた。下血もまだ大丈夫。バズ君、土壇場で頑張ってる。
 
数値は12%(平常値は42〜61%)で二日前と変ってない。ギリギリで維持している。今までにない事です。やはり抑制剤の効果らしい。いつ急に落ちるかはわからないので緊張は続くけど、うれしい・・・。今日1日バズ君と一緒に過ごせる事にすごい感謝です。
 
最近は職場と病院と家への往復のみでした。冷蔵庫の中は見事に空っぽ。食べてない訳じゃないけど術後から体重も5kg落ちた。バズだって懸命に食べてるのに自分がこれでは駄目だ。行きたくはなかったけど、食料品を買いに近くのスーパーへ行きました。ちんけなスーパーでさえもクリスマスモード一色。考えないようにしてたけど、それらを見たとたんにクリスマス=バズの誕生日=今の状況、で頭がいっぱいになって買い物どころではなくなってしまった。ベソをかきながら店内をグルグルまわっていた。
 
家に戻ったら、朝になったら、バズが倒れてるかもしれないってドキドキしながらゲージをのぞいては静かに息をして眠るバズを見てベソをかく・・・。もうずっとこんな毎日だけど、それでもまだバズと一緒にいたい。
92      バズの闘病生活〜再生不良性貧血(仮)との戦い〜
2004年12月16日
バズ君、調子がいいかな〜って思っていましたが、今日の午後から容態が急変し悩みつつも病院に連れて行きました。かなり弱ってしまったのでこのまま看取ろうかと思ったのですが結局は出来ませんでした・・・。
 
数値は5%。意識があるのが不思議なくらいでした。もう輸血はしないつもりでしたが・・・しました。病院の供血フェレちゃんからはもう採れないので始めの供血から日数が経ってるレオに再度供血してもらいました。
レオの血は1度入れてるのでバズの中で抗体が出来てる可能性もあって輸血をしてもすぐに赤血球が壊されるかも知れないし、アレルギー反応が出るかもと言われましたがもう後がないので駄目もとの覚悟の上で輸血しました。
 
いつもだったら輸血後はいくらか数値が上がり動いたりして多少元気になるのですが、今回輸血後の数値は13%まで上がったものの吐き気も出てしまって状態は輸血前とほとんど変ってません。ここまで弱ってしまったら次の輸血はバズの負担になるだけなのでしない事にしました。
 
家に帰ってキャリーから出したら下血をしてました。とうとう限界まで来てしまったみたいです。お薬をあげようとシリンジで半場無理やり口に入れたら、全く動けないのにすごい力で拒否し失禁しました。ご飯も朝に少し食べたきりですがほとんど口にしてくれません。
 
もう、嫌がる事はしない事にしました・・・。手術以降ずっとミラクルに頑張ってくれたから今後は好きなようにさせてあげたい。バズの気持ちを優先してあげる事にしました。
 
明日には少し復活してくれるかも知れないし旅立ってしまうかも知れないし、まったく予測が出来ないけれど、どちらにしても側にずっとついててあげようと思います。
 
 
93      バズの闘病生活〜再生不良性貧血(仮)との戦い〜
2004年12月19日
16日は輸血してももう駄目かと思っていました。でも翌日にはまた下血も止まって自分でトイレに行き、体が痒いとちょこまか動き、療養食もゴクゴク飲みます。輸血の賜物です。うれしいけど・・・複雑です。
輸血をすればある程度は元気になるけれどそれでも少しずつ弱ってきているのです。数値が落ちる度にバズは苦しまなくてはなりません。
 
今日もまだ数値はある程度維持してるよう。ひっくり返って気持ち良さそうに寝ているから。昨日はヨタヨタながらも少しだけ部屋をウロウロ散歩してました。これらを見ると数値が落ちて瀕死状態になった時、どうしてもまた輸血をしたくなります。
 
でも・・・もうしないと決めた。
とても辛い。
 
バズ君、おやつなら固形物も食べるんだよ。写真は昨日撮りました。
いい顔してる。
 
 

94      バズの闘病生活〜再生不良性貧血(仮)との戦い〜
2004年12月22日
昨日は病院でした。貧血の注射と無くなったお薬をもらう為です。ほんとはもう注射もしたくなかったのですが、先生がした方が良いと言うので一応しました。採血はしてないので数値がいくつなのかはわかりません。19日も病院だったのですが、お薬(抑制剤)を変えました。今まであげてたのは少しだけ輸血期間を延ばす事が出来たのだけど効果がイマイチの割りに副作用が出てしまうからです。新薬の効果が出るかどうかはわかりません。
 
今日のお昼からはご飯も拒否し始めました。やはり輸血後1週間が限度のようです。今日はいつにも増してひたすら眠っています。明日はレオの、明後日はバズの誕生日です。バズには誕生日まで頑張って欲しいけど・・・もうたくさん頑張ってくれました。昨日先生にも言われました。
ここまで頑張れるとは正直思っていなかったと。良く頑張ったねとたくさんナデナデしてもらっていました。先生もお家が、飼い主さんの、仲間の側が1番だよって。もう嫌いな病院へは行く事はないかな・・・。
 

95      バズの旅立ち

2004年12月23日
今日はレオ君の誕生日。明日はバズ君の誕生日。
 
今日も朝からずっとバズをダッコしていた。昨日から状態が良くないので心の中では今日逝ってしまうかも知れないと思っていた。今輸血をすればまた数日間は一緒にいられるだろう・・・。すごくすごく葛藤した。でもただジッとバズを抱いてやる事にした。
 
午後15時過ぎにバズはSayaの手から降りてフラフラ倒れながら台所へ向かった。トイレかな?って後をついていく。でもしなかった。バズはそのまま台所のマットの上で倒れてしまった。しばらく見ていたが自力で動けない様子だったので、そこじゃ寒いだろうとそっと抱き上げ居間へ戻った。するとバズは凄い勢いでまた腕から離れ、すぐ横のカーペットに転がった。ついにその時が来てしまった。心臓発作なのかひきつけのような感じで目を見開き、口を開けながら呼吸をした。もの凄く苦しそう。 Sayaは何も出来ないままバズの手を握り「神様お願い。早く、早く楽にしてやって」と何度も何度も祈った。
バズは息を大きく吸って、そのまま息絶えてしまった。目を見開いたまま・・・。 
せめて最後ぐらいは苦しまずに逝かせてやりたかったのに、それすら許してはもらえなかった。バズを抱きながら何度も謝った。ごめんね、ごめんね、バズ・・・。
 
バズを箱の中に入れてやった。ずっと愛用してたフリースハンモやオヤツやおもちゃと一緒に。その後レオ達を放牧。みんな挨拶に来る。匂いを嗅いだり手で揺すったりしていた。Sayaも何度も抱き上げてバズに今までの幸せを感謝した。
 
しばらくするとみんなおのおの好きな場所で寝ていた。レオはハンモに戻り、ティトはオコタの隅っこ。ビビは・・・・。 ビビがいない。ハンモにも戻ってないし、オコタにもいない。ゲージの上の毛布の中にもいない。部屋中を探した。 まさかと思いつつもバズを見る。ビビはバズが寝ているハンモの中で丸くなって一緒に寝ていた。冷たくなったバズの足元で寝ているビビを見たら、もう泣くしかできなかった。胸が痛い。ビビはバズが大好きだったね。ビビを抱き上げて一緒に泣いた(つもり)
 
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