フェレ語り

最初の頃の写真は使い捨てカメラで撮影した為、写りがあまりよくありません(^^; 
*音楽を鳴らしたくない方は下のコントローラーで止めて下さい。
36      ブッチ・ジステンパー?!との戦い・・・・
5月5日。今日は元の病院へ連れて行く。これまでに検査も色々したが、未だにブッチの病気の診断は下されないままであった。二人の先生にジステンパーではないと思いますと診断されてはいたが、一向に良くなる気配がしないブッチを見てると、どんな病気であっても不安は募るばかりでした・・・ 体重も激減した。短期間でかなり具合が悪くなったのでこれから先がどうなってしまうのか、良くなるのか、気になって仕方なかった。晩になるとブッチはふらつきながら歩くようになってしまった。それを見てチビビを思い出した。これはSayaの解釈なのだが、動けなくなると事態はかなり悪いんじゃないかと思う。ブッチももう長くないのでは・・・・?!そんな予感がした。
 
5月6日。ブッチはふらつきがさらにひどくなり、倒れるようになった。病院で点滴をしてもらう。熱もまだ少しあるようだ。食欲もまた落ちてしまった。ダックスープもあまり口にしてくれない。 先生にジステンパーの治療をしてくださいと頼んでみた。私は医者ではないし、確かに特徴的な症状はブッチには出てないけど、まったく同じ症状でジステンパーだった子は他にもいた。もう時間がない・・・ 先生はしばらく考えた後にもう一度他の獣医師仲間などに意見を聞いて情報を得てそれからです、もう少し待って下さいと言われた。
37      ブッチ・ジステンパーとの戦い・・・・
5月7日。朝起きてブッチを見ると、ブッチは寝たきりになってしまっていた・・・・ダックスープを口元に持っていくが一口舐めただけでした。お水は飲んでいた。支度をしてすぐに病院へ連れて行った。 先生はようやくジステンパーであると診断した。そしてインターフェロン(ウイルスの増殖を抑えたりする)の投与。私は遅すぎると内心思っていた。が、今はブッチが元気になってくれることだけを思う事にした。ワクチンによるジステンパーの場合は菌が弱い為に戦っている間に抗体が出来れば助かる可能性もあるらしい。でもこれは早期治療が肝心なのだと思う。先生は詫びた・・・ 別に先生が悪いわけじゃないのだけど・・・ ブッチは肺が悪かったのでそこを菌が攻撃してしまったんではないかという事でした。先生は治療はしているものの、この先ブッチがどうなるのか知っているかのようで今日は病院に泊まりますので、何かあったら連れてきて下さい。と携帯の番号まで教えてくれた。
38      ブッチの旅立ち

5月8日。朝から何も口にせず、状態は変わらずでした。が、お昼ごろになると時々顔だけ上げて牙をむき、痙攣するようになってしまった。すぐに病院に連れて行き点滴と発作止めの薬をもらって帰りました。とうとう1番恐れていた末期の症状、神経症状がでてしまった・・・・ 本で読んだりして知ってはいたが思っていた以上に辛かった。でも1番辛いのはブッチ・・・ 私はブッチに謝ってばかりいた。注射を打ったばっかりにと・・・
晩になり、ブッチはおしっこした。それと同時にものすごい叫び声をあげながら激しく痙攣。私は泣きながら先生に電話をした。そしてすぐに病院へ連れて行きました。病院に連れて行く間も車の中で何度も何度も叫びながら牙をむき、苦しそうに痙攣していた。もうブッチの面影は無かった。自分が悔しくて悔しくて、そして不安で怖くてハンドルを持つ手は震えていた。
病院についてから先生と話し合った。ブッチはもう助からない。このままその時が来るのを待つか、苦しみから開放してあげるか・・・・ 痙攣は体が勝手に動いてしまうだけであって痛くて暴れている訳ではないと言うけれど、苦しんでいるのには変わらない。安楽死・・・と発してしまったが、自分の判断の注射でブッチをこんなに辛い目に合わせ、その上また自分の判断で命を絶つなんてどうしても出来ない・・・・すると先生はそんな思いを察したのか、安楽死の注射(薬)?!は痛いから麻酔してからやるんです。それではかわいそうだから、痛み止めに使うモルヒネを少し多めに打ちましょう。多幸感になるから痛みはまったく感じないし眠りについてしまうから痙攣もでないでしょう・・・・ 薬の効果は半日程続きます、後はブッチの体力次第です。と言った。私はお願いします・・・と言った。 その注射をすると痙攣して息も荒かったブッチは急に穏やかな顔になり、静かに呼吸しながら寝始めた。ブッチの顔の近くに酸素マスクを置いてもらった。その後先生と一緒にしばらくブッチを看ていた。ブッチは呼吸が強まったり弱まったりしていた。マスクを遠ざけるとすぐに鼻が血の気が引いたように白くなった。そして呼吸も弱まった。30分ぐらいして私は先生にお礼を言い、ブッチを抱えて病院を出た。
ブッチは帰りの車の中でお空に旅立った。
今思えば、先生はあの時モルヒネを致死量打っていたのだと思います。私への考慮でああいう言い方をしたのだと思います。ブッチの顔は苦しんでいた時とは別のそれは穏やかな顔で寝ているようでした。
39      ・・・・
ブッチは苦しみから開放されました。今頃はチビビと遊んでいるでしょう・・・・ 今思えば、遊びに出かけた時も眠かったのではなくて具合が良くなかったんだろう。たった1本の注射でこのような結果になるとは思いませんでした。私は自分を責めてばかりいました。自信も無くし、泣いてばかりいました。でも同じフェレ飼いのたくさんの人が意見をくれたり、励ましをくれたり、精神的にも大きな支えとなりました。ブッチの事では何度も掲示板に意見を求めました。直接メールをしたり。ある意味、先生よりも、友達よりも、家族よりも、支えになりました。この支えがなかったら今こうしてフェレズ達と生活してる事は無かったかも知れません・・・・ 一人で抱え込み、我慢するのは私にはマイナスでした。 意見・励ましを下さった皆様には本当に感謝しています。いつか私も誰かの支えになれたらいいなと思います。
ブッチにした事はブッチを思っての事です。きっとブッチも理解してくれる、と私は思い込んでます。残念な結果になってしまったけど、出会ってから最後のその瞬間まで愛情は全力で注いできたから・・・・
今現在はみんなワクチン接種をしています。打つたびに心配にはなりますが。ワクチンでジステンパーになるよりもワクチンをしてなくてジステンパーになった時の方が症状は重く、それは壮絶なものでしょう。注射をしてなければ、一緒にいる他の子にも感染してしまいます・・・(ブッチの事でたくさんのサイトをまわっていたら、最初1匹がジステンパーになり、その後一緒にいたフェレ全員が感染し次々に死んでしまったと言う飼い主さんがいました)飼い主自身の後悔とショックも遥かに上回ると思います。私はそんな思いはしたくないし、フェレズ達にもさせたくない。ワクチンでジステンパーになる確立よりも感染してジステンパーになる確率の方が私は多いんではないかと思います。持病があって打てないとかではないのなら、ワクチンは打ってほしい、私はそう思います。先生にまかせっきりではなくて自分で勉強する事、ワクチンに限らずフェレの事を勉強する事もとても大切だと思います。
すべてはフェレズの幸せのために・・・
40      オージの異変1
ブッチがお空に逝ってつかの間、今度はオージに変化が現れた。具合は悪そうではないが、毛がまばらになってきた。以前のプチ手術の時に刈ったシッポの付け根部分も一向に生える感じがしない。下半身だけがうっすらとして地肌が見えてきた。病院で診てもらうと副腎腫瘍かもしれないと言われた。一通り検査をする。レントゲンでは以前、心臓が少し肥大している事も判明していたが今回も変わらず。これは治療するレベルではなく特に問題ないとの事でした。
副腎はエコーで見てみたが肥大は確認されず、触診でもわからなかった。血液検査の数値も許容範囲であった。毛だけが抜けた感じでした。定期的に検診して副腎が肥大してきたり、体調などに変化が見られたら手術で取り除きましょうという事になりました。とりあえず様子見となりました。 はぁ〜・・・今度はオージか。様子見となったもののこの結果には残念でした。でもオージの為にもがんばって行こうと心に誓いをたてました。 
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