フェレ語り

最初の頃の写真は使い捨てカメラで撮影した為、写りがあまりよくありません(^^; 
*音楽を鳴らしたくない方は下のコントローラーで止めて下さい。
21      チビビの闘病生活〜リンパ腫との戦い〜
へーベルハウスでは階段がしんどいんではないかと、最初に使っていた平屋ゲージを押入れから引っぱり出して組み立てた。チビビ専用ゲージである。だけどチビビはへーベルハウスでみんなと一緒に寝る方がいいみたいであった。専用ゲージに入れても出たがり、出すとへーベルハウスに入っていく。本人が希望しているならそうしてあげようと専用ゲージはまた押入れに戻った。手術後は710g、少し痩せたどころではなかった。前は気がついた時だけたまに体重をはかって記録していた。最後に記録してあったチビビの体重は870gでした。もっと気をつけて見てあげてればよかった。ごめん、チビビ・・・ カリカリフードは食べているも、量は少ない。ふやかしても食べる量は変わらなかった。
体力を温存するためにも何かもっと食べてくれる物は無いのか?!色々調べたら「ダックスープ」と言う物にたどり着く。液体状の栄養食アイソカルと言う物に普段食べているフード、水、状況によっては他の物も一緒に入れてそれらをミキサーにかけてスープ状にしたものだ。早速通販で購入して作ってみた。自力で食べれなくなったりした時はシリンジ(注射器の針なし)などで強制給餌するらしい。チビビを呼んで目の前に置いてみると自分から食べ始めた。しかも食いつきがとても良い。カリカリフードよりもダックスープの方が好きらしい。よし、これでいこう♪小分けにして冷凍した物を毎日朝と晩に暖めて出してあげた。カリカリフードも少しは食べるので昼間はあげなかった。それからは毎日体重をはかり、食べた量なども記録した。もちろんブッチやオージやバズの相手も怠らないように気をつけました。
22      チビビの闘病生活〜リンパ腫との戦い〜
梅雨が始まった頃、手術からちょうど一ヶ月経過。先生には予後1ヶ月ぐらいであろうと告げられていたが薬のおかげもあり、体調は良好であった。高カロリーなダックスープも助けとなり体重も900g近くまで戻った。体力も完璧ではないがだいぶ戻ったみたいで、この頃にはダックスープよりもカリカリフードを食べていた。なのでダックスープは一時休止。
先生も少し驚いていた。薬と検診は欠かせないのでその後も定期的にちょこちょこ病院に通っていました。
23      オージ、首が腫れる
8月になり、チビビが順調な中、オージの首がなんとなく肉厚になったような気がした。気になるのでチビビと一緒に病院で診てもらった。リンパ腺が腫れてるかも?!先生もよくわからないらしい。一泊預け一通り検査をしてもらう。首の肉の所に針を刺して中の細胞を取り出しそれも細胞診する事になった。 後日検査の結果を聞きに病院へ行くと異常は特には見つからず首に関しては様子見となった。ただレントゲン検査の結果、心臓が気持ち肥大している事が判明。だがこれもオージが元気である事、他に異常が見られない事もあり様子見となった。激しい運動は控えるようにと言われました。
チビビの事があったばかりだったので、検査結果を聞くのは正直怖かった。心臓は別として、異常が見つからなくて良かった。その後も変わらず元気に過ごしています。ブッチの咳もずっと変わらずで元気です。
 
 
24      チビビの闘病生活〜リンパ腫との戦い〜
8月13日。その日もいつものようにチビビを連れて病院に行きました。この頃は体調もよく、みんなと遊んだりもしていた。良い報告が出来ると足取りも軽かった。病院では先生がくまなく体中を触る。 先生は静かに「癌が腰のあたりに転移しています」と言いました。触っただけでわかるの???って思いながらも指で丹念に探ると小さなグリグリがあった。でも元気だよ・・・。先生は転移についてまた話始めた。今回は真剣に耳を傾けたもののその内容にまた半泣きになってしまった。 これから先は急速に病気が進むであろうという事。その時は病院に入院するよりも、お家で看ててあげてはどうかと言う事。それってもう本当に最後の話・・・ 診察台の上でSayaの顔を見上げているチビビを見ると、この子がそんなところまで来ている事が信じられず思わず抱き上げてしまった。
家に帰ってしばらく色々考え込んだ。最後まで出来る限りの事をしてあげる。愛情を注いであげる。それしか答えは出なかった。
25      チビビの闘病生活〜リンパ腫との戦い〜
8月28日。下半身に力が入らないのかフラフラ歩き、そのまま横に倒れた。また立ち上がり何歩か歩くが横倒れになる。へーベルハウスではもう駄目だ。平屋ゲージを出して組み立てた。 トイレはまだお決まりのポーズでなんとかしていた。食欲もある。13日に病院へ行ってからは薬の量も増えていたのだけど・・・ 
 
8月29日。病院へ連れて行く。注射をしてもらった。
状態は昨日と変わらず。自力で歩いてご飯を食べトイレもしている。がんばれチビビ・・・・
 
9月2日。朝起きてチビビを見ると、毛布(ハンモは取り除いていた)の中でトイレをしていた。おなかは汚れたままで寝ていた。そっと起こし汚れた体をきれいにしてあげた。座布団の上に下ろすとチビビは前足だけで這って動いていた。後ろ足に力が入らないらしい。不覚にもまた泣いてしまった・・・。トイレは取り外しワンコ用のトイレシーツを敷き詰めてどこでもトイレできるようにした。ご飯もダックスープに切り替えた。
トイレの時、チビビは毛布から這って出て横に敷いてあるシーツの上でしていた。具合が悪くてもトイレでしたいらしい。
 
9月6日。ご飯を自力で食べれなくなった。食欲は減ったもののシリンジで口元に持っていくとよく食べてくれた。ただだんだんと体の自由がきかなくなってきていて、寝返りも大変そうでした。病院へは連れて行かずお薬だけ貰いに行った。
9月8日。具合が悪いみたいでずっと寝ている。這って動く事も体を曲げて寝る事も出来なくなってしまった。ご飯は少量を何回もシリンジであげた。この日から仕事を休んで24時間体制で看病する事にした。ブッチ達が遊んでいる時以外はゲージはほとんど入れず夜も横で寝た。寝てもチビビが気になり1時間ぐらいで目が覚めてしまう。何時間かおきにトイレをした時はきれいに拭いてあげてシーツを変え、お水を飲ませ、ご飯もちびちびあげた。寝返りもしてあげた。これらはちっとも苦じゃなかった。
 
9月10日。病院へ薬を貰いに行く。状態は変わらずだったが、ご飯を食べなくなった。 バイトなら舐めるかなと思って差し出すも舐めてはくれなかった。
シリンジを口に入れて流し込むと少しだけ飲み込んでくれた。ごく少量を何回も何回もあげてみることにした。 晩になると不安になった。寝てる間に逝ってしまうじゃないかと・・・ そう思うと寝れなかった。
 
9月12日。チビビはがんばってくれている。ほとんど動く事はなく静かに寝ていた。その隣で一緒に横になっていた。睡魔に襲われ度々寝てしまった。起きた時はチビビが息をしているのか毎回確認していた。
元気な時はこうして並んで寝る事はなかったからなんだか嬉しかった。
 
 
前のページ 目次 次のページ

ホーム 更新履歴&SOS同盟情報 プロフィール フェレ語り イタチアルバムT イタチアルバムU なんちゃってイタチムービー なんちゃて日記
リンク集 参加同盟 お宝部屋 集いの部屋 旅のアルバム CAN☆Room Saya☆Room Sayaの願い


vivi_hime@hotmail.comメールはこちらぞな

inserted by FC2 system